茨城県 彫金アクセサリー
cometman
- 作品内容
- 虫の羽を作っている作家と思われることが多いのですが いままで必ずしも意識した制作をしておりませんでした。 今回はあえて虫の羽にこだわった世界観で制作して みました。 ●薄いステンレス板にデザインした 羽の絵柄を塗料により転写し(マスキング) 薬品に浸します。 すると、マスキングされていない 剥き出しの部分が溶けてしまって、 羽の模様が溶け残ります。 エッチング技法といいます。 蝶をモチーフにしたネックレスの大と小です。 アクセサリーにも使う方の体格や好みによってサイズ違い の需要があります。 この蝶のデザインもそういうご要望によってサイズ展開 したのですが、大はリアル、小はディフォルメというように テイストを変え、両方揃えたいという気持ちを持って もらえるように作ってみました。 ●好評いただいている、やわらかリングの作品です。 変色のあまりしない錫の鋳造で制作しました。 手の力でやわらかく曲げられて、指にサイズを 合わせられるという特徴があります。 今回は、蝶のネックレスに合わせて蝶の羽を含める 虫の羽のリング6種類を作りました。 (他にはハチ、トンボ、鈴虫、バッタ、セミがあります) 左右の羽を、一周ひと続きのリングにデザインするのは 難しいのですが、図鑑で特徴を見ながらデザインしました。 裏面は指あたりがいいように鏡面にしています。
- プロフィール
- 東京芸術大学・大学院彫金科卒。彫金を20代前半から学び、その後独立。アクセサリーの工房・cometmanを始めて13年になります。
- アートマーケット出店履歴
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富山アートマーケット 2013 2014 2015 2016
- 作品を作りはじめたきっかけ
- 学生時代に遊びで作った作品を買ってもらえた原体験と、彫金を学んだことによります。
- 今回のテーマ&アピールポイント
- いままで、あえて意識しなかった虫というテーマにこだわりました。見方を変えればリアルテイストではなくても虫を感じてもらいたいと思います。
- 作っていて楽しいなぁと思う瞬間は?
- デザインを10思いつく内、7を捨てる。残りの3の中で新作のコンセプトのピースが全てはまった時・・・全て頭の中でのことです。あとは実物を作るだけです。
- これから作ってみたいものは?
- 今回はあえて虫の羽を全面に出したが、自然界がテーマなので、植物や宇宙をモチーフにした作品も作りたい。
- 関連ワード
- アクセサリー